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「古書 霽月斎栄節」
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古書 霽月斎栄節
江戸時代の浮世絵師です。彼は寛政期に活動していた画家ですが生没年や代表作などは一切不詳。日本の浮世絵研究家・井上和雄宇氏の著作「浮世絵師伝」にその名が記載されているのみです。彼は清楚な佇まいの美人画を描くことで著名な鳥文斎栄之の門人であったという記録が残されています。つまり、栄之の弟子であることから栄節を名乗っていたこと、画号を霽月斎と名乗っていたというものです。本名などももちろん、分かりません。インターネットではもちろん、美術資料にも彼の名や記録はほとんど残っておらず、ただ、肉筆の美人画を描いた浮世絵師であるという情報以外にはありません。浮世絵や日本画を扱う骨董業界においても、いったい何者なのか知らないという人も多い浮世絵師なのです。しかし、肉筆浮世絵の画家であると言うことを考えると、霽月斎栄節は師匠である鳥文斎栄之からも技量が認められた浮世絵師であることは容易に想像ができます。つまり、ある一定レベルでの画家でなければ肉筆浮世絵を単独で描くことは出来ません。通常、浮世絵は庶民の手にも届くように版画印刷されているものです。しかし、肉筆画となると浮世絵師が絹や紙に一点一点書くことになり、当時の価格も非常に高価なものとなります。もちろん、彼に限らず制作点数は非常に少ないため、肉筆浮世絵が見つかったとなると骨董の世界ではそれなりに関心があるというものなのです。霽月斎栄節の作品も、やはり師匠である鳥文斎栄之同様、肉筆の美人画を描いていたことからその作品点数は少ないのです。どのような業界でも起こり得ることですが、彼はいわば「名前だけが先行していて、作品自体は入手困難」という人物。しかし、美術名鑑の類にはその名が残されている。そのために、実物を見たことがない浮世絵コレクターの中でもマニアになると是非とも作品を見たいという意思が強く、様々な骨董屋を回るという状況が生まれています。骨董買取・霽月斎栄節の描いた浮世絵、古書買取をおこなっております。一体、どのような作品なのでしょうか。